【嬉野温泉の宿 一休荘】佐賀の美肌湯 トロトロ温泉の宿にひとり泊

九州

佐賀県にある嬉野温泉「一休荘」に宿泊してきました。このお宿は、トロトロの源泉かけ流し温泉がある、おもてなしの心あふれるレトロ旅館です。しかも、食事も美味しい。

また、うれしいことに、こじんまりしたお宿なので、2つあるお風呂を貸し切りで楽しむことができます。

思い立ってすぐに宿泊を決めたので、夕食なし朝食のみでの予約しかできませんでしたが、嬉野温泉には安くて美味しいグルメを楽しむところがけっこうあり、それはそれで楽しめました。

そして、なんと「一休荘」は、嬉野バスセンターの前というアクセス抜群の立地。

ここ、「一休荘」にて、いやしの美肌時間を過ごしてまいりましたので、ここで、ご紹介したいと思います。

1. お部屋

玄関を開けると音がなるようになっているので、さっと奥からご主人が出てこられ、丁寧に出迎えて下さいました。

建物は年季が入っているなと感じるところもありますが、とてもきれいにされていて清潔感があります。「茶香炉」で茶葉を焚いてあり、お茶の自然な香りでリラックスしながら椅子に座りチェックインをすることができました。途中、外出したのですがその時にはオルゴールまで流れていてさらに癒し空間となっていました。

明るく柔らかな話し方をするご主人が部屋への案内と、お風呂の紹介までしてくださりました。このお値段でそこまでしていただけるのはありがたいことです。

お部屋は2階。なかなかの急階段で、足の悪い母を連れての宿泊は難しそうとも思いましたが、今日はひとり旅なので大丈夫。「一休荘」は、ビジネス旅館とも謳ってありますので洗濯機もありますね。

廊下に漫画がたくさんありました。漫画のたくさんある宿って大好きなんですよね。雨で宿に閉じ込められても、娯楽があると思えると幸せです。

ドアを開けようとすると、おお!ドアにこんな張り紙が。わたしは古いお宿も大好きなので、この手のドアの使い方はお手の物ですが、若くて旅慣れない人にとっては、親切でありがたいですよね。

そして、ドアを開けると、この石畳。レトロで純粋にかわいいです。

トイレ別のお部屋もありますが、今回選んだお部屋にはトイレと洗面所がついています。夕食はつけていませんので、お布団はすでにひいてありました。

洗面所には、一通りのものがそろっています。ドライヤーはイオニティでポイント高し。

ペーパータオルもありましたが、お手ふき用のタオルがお風呂用とは別にかかっているのが、うれしい。このお手ふき用タオルがあるかないかだけで、部屋の居心地の良さがだいぶ変わります。

新品だけでなく、洗ってあるタオルもありました。これを使うと環境に配慮していいことしているわたしを感じることができ、意外といい気分になれるんですよね。

トイレは温水洗浄便座(ウォシュレット)で、冷蔵庫や金庫も完備。

昔ながらの宿なのでコンセントの数が少ないのですが、延長コードがあるので大丈夫。このレトロな電話は使えるのだろうか。どうやって使うのだろうかと思っていたのですが、翌朝、朝食のお知らせでベルが鳴りました。

さてさて、このお茶セットですが、さすがお茶の美味しい嬉野だけあって、ティパックではなく美味しい茶葉です。しかも、入れ方まで指南してくれています。お茶請けは、佐賀を代表する銘菓「丸ぼうろ」でした。佐賀満喫です。

この説明書き通りにお茶を淹れ、「丸ぼうろ」と共にいただきました。この場所、なかなかリラックスできて、お気に入りでした。

畳で、テレビを見ながらというのも、ひじ掛けがあるのでリラックスできます。

2. お風呂

お風呂は貸し切りになります。階段を下りたところにありました。

入れる時間はチェックインから夜10時までと、朝は6時から9時45分までです。

ちょうどみんなが夕食をとっているころに温泉に入ろうと、早めに外で夕食をいただいてきたので、うまく時間をずらして入ることができました。シャンプー、コンディショナーは気に入ったものを選べるようになっています。

ナトリウムをたっぷり含む無色透明の美肌湯の温泉です。

貸し切りのお風呂は2つあって、こちらは、タイル風呂。

畳敷きのお風呂は足元が冷たくならないし、すべらないしで、安心。

そして、こちらが岩風呂です。こちらの方が広くて気に入ったので、夜も朝もこちらの温泉に入りました。

シャワーは2つ。シャンプーとボディソープは、備え付けられています。

お湯がぬるいときは、右の蛇口から温泉(源泉)を出して、熱くて入れないときには、左のシャワーから水を入れ調整するようになっています。すでに調整してあり適温だったのでわたしは特に調節はしませんでした。

ポタポタ落ちている源泉は、菅が冷えているのか冷たかったのですが、ものすごくヌルヌル!思わず身体に塗ってしまいましたよ。

ちなみに、こちらからは熱いお湯が出てきています。おそらく温泉だろうと思いますが、ここの源泉は88.3度だそう。熱い!

できるだけ、加水せずに入りたいですが、難しいですね。

入っていても、ずっと自分の肌を触っていたくなるような、ぬるぬるしたいいお湯でした。

3. 朝食

朝食の時間は、7時、7時半、8時と選べたので、7時を選びました。朝の6時58分にあのレトロな電話が鳴り朝食準備ができたことをお知らせしてくれました。

玄関入ってすぐ横の朝食会場でいただきます。座り心地のいい椅子です。

一つ一つが非常に美味しかったです。ご飯もおいしく、おひつの中のご飯を何度もお代わりしてほとんど食べてしまいました。

「嬉野湯豆腐」は下のように、鍋のスープが白くなって豆腐がとろとろになったころが食べごろ。とろけた湯豆腐は、口の中でも柔らかくほどけていく感じで、とても大好き。ほったらかしにしていると、どんどん豆腐が溶けていって小さくなるので要注意。

卵は生卵か目玉焼きか選べたのですが、このようにあったかいベーコンエッグで目玉焼きを選んで正解でした。

わたしは福岡県民なので、スーパーでもしょっちゅうこの「嬉野湯豆腐」と「嬉野湯豆腐用調理水」を買ってきて鍋をしますが、朝から食べる温泉豆腐鍋もまた格別なお味です。

今、検索してみたら、ネットでも購入できてプレゼントにも評判だそう。確かに食べたことない方に贈り物でお届けしたら、絶対喜ばれると思う。


コーヒーを頼もうと、朝食のチャイム押すと、キャッツの「メモリー」という曲が流れて、おかみさんがすぐに来てくださいました。ホットコーヒーとアイスコーヒーが選べます。お膳をひいていただいて、ホットコーヒーをいただきました。

となりの席は空席だったのですが、7時半前になると、隣にバス運転手さんとバスガイドさんらしき人がやってきました。お手頃料金で、場所がいいので、確かにビジネス旅館としても使えます。

5分前くらいに来られたので、宿の方が慌てて用意してありました。直前に用意して、電話をする方式なので、温かいものを食べていただきたい思いがあるのでしょうね。美味しいもの好きにとってはありがたい限りです。

4. まとめ

チェックアウトでは、温泉代の150円を支払ったあと、お茶のお土産までいただきました。

最後まで、温かみのある接客で、とても良い気分でお宿を後にしました。

おすすめの宿です。夕食は、部屋食で佐賀牛が食べられて、野菜も多く健康的な食事だそうです。評判がとても良いので、ぜひ次は、夕食付きで泊まりに行きたいと思います。

嬉野温泉ひとり旅モデルコースもつくってみたので、良ければこちらもご覧ください。

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