雲仙温泉のお湯は硫黄を含んだ酸性泉です。雲仙温泉街にバスで着いた瞬間から、雲仙地獄の噴気が見えて硫黄の香りがプンプンです。
温泉街付近に住んでいる方が、硫黄にやられて電化製品がもたない。テレビも5年ぐらいで壊れたとおっしゃっていました。それぐらいのなかなか強烈な硫黄泉です。
温泉の色は、透明だったり、白く濁っていたりします。本来硫黄泉は透明ですが地獄からの配管で引湯すると硫黄を含んだ鉱泥が流れてきて、白く濁って見えるそうです。
そんな、身体にガツンとくるけれど、入ってみると不思議と柔らかく感じるお湯の雲仙温泉で、湯めぐりをしてまいりましたので、ここでご紹介したいと思います。
1. 雲仙新湯温泉館
9:00~22:00 / 定休日 水曜 / 200円
石張りの浴室に脱衣所がついた昔ながらの銭湯のような感じで、素朴な雰囲気が魅力の温泉館です。
雲仙地獄入口の横にあります。
両替ができないので、100円硬貨などの準備があらかじめ必要となります。なければ、外にある自販機で飲み物を購入して、おつりで購入するか、近くの「加藤物産店」というお店で、入浴券を購入することが可能です。
共同浴場なので、備え付けの石鹸やシャンプーなどはありません。持参か番台で購入が必要です。
スピーカーがあって「神田川」が流れていたので、銭湯気分も盛り上がりました。ロッカーには扉があり簡単な鍵もついています。
シャワーなしで、蛇口のお湯を使う方式になっています。また、ドライヤーは、「持ち込み」を含めて一切使用できません。わたしは髪はすぐ乾かしたい派なので洗いませんでしたが、地元の方は髪を洗っている方が多かったです。
源泉に近いことから湯量も豊富だそうで、お湯は源泉から直接、蛇口を通ってきています。硫黄の香り漂う白く濁ったお湯に浸かり、すっかりいい気分になりました。
外には、自販機があります。水分補給できますよ。
2. 湯の里温泉共同浴場だんきゅう風呂
9:00~22:00 / 定休日 火曜 / 200円
雲仙温泉で最も古い歴史を持つ共同浴場施設ですが、改築されていて新しい建物になっています。
温泉街の北の方に位置しています。
こちらも共同浴場なので、備え付けの石鹸やシャンプーなどはありません。持参か番台で購入が必要です。入浴券は券売機が購入不可となっていたので、直してもらい購入したのですが、硫黄で機械が壊れやすいため、1枚買ったらまた購入不可となってしまい笑ってしまいました。
ロッカーは鍵付きなのがうれしい。
鉄を含んだ酸性度の高いお湯となっています。いいお湯でした。
こちらの温泉名は「だんきゅう風呂」というのですが、だんきゅうとは「らっきょう」のことで、らっきょう漬けに使用されていた大きな樽にお湯を入れて入浴していたことから、その名前が付けられたそうです。今はもちろん樽の浴槽ではありません。
こちらも、外には自販機があります。
3. 小池地獄温泉館
9:30~19:00 / 無休 / 500円
源泉直下にあるため直接湧き出た温泉が注がれ、硫黄の香りに満ちた白濁の湯は、単純硫黄泉でPH4.3の弱酸性だそう。
行きたかったのですが、温泉街からは徒歩で15分以上かかるので今回は行きませんでした。無念。
4. ちょこっとよかゆ (共同浴場ではありません。オススメ)
10:00~20:00 / 無休 / 450円 貸し切り家族湯1100円
自家源泉かけ流しの立ち寄り湯です。共同浴場が苦手な方はこちらをどうぞ。新しい施設でピカピカにそうじもされていて、すごく居心地がよかったです。オススメ。石鹸とドライヤーは備え付けがあります。
色は濃いグレーで濁っています。見るからにいいお湯です。シャワーと石鹸があります。実際すごくよく温まり疲れのとれるお湯でした。
脱衣所には、ドライヤーがあります。鍵付きのロッカーはありませんが、受付の横に貴重品を預けるロッカーがありましたので、そちらを利用しました。
こちらは、貸し切り湯です。
居心地のよい待合室もあり、お風呂上りにゆっくりできました。
5. まとめ
雲仙のお湯は硫黄の香りたっぷりで、温泉に浸かった感を満喫でき、本当にいいお湯です。
入ってみると柔らかく感じるお湯なので、いくつも入りたくなりますが、湯あたりに気を付けるため、しっかり水分補給をして楽しみたいものです。
ちなみに、雲仙ひとり旅モデルコースをつくってみました。良ければこちらもご覧ください。