【開聞岳】頂上で大パノラマの眺望を楽しむ登山ルート 公共交通機関でアクセス可能

九州

「開聞岳」は、日本百名山の一つで、鹿児島県、薩摩半島の最南端に位置する山です。独立峰で薩摩富士とも呼ばれ、指宿のシンボルになっています。

標高が924mと低いのですが、海抜0 m付近からの登山となるので、登山の際の標高差が900 m近くあります。

百名山だけあって、よく整備されていて登山者も多い山です。頂上から望む大パノラマは圧巻で、晴れていれば、大海原や薩摩半島のみならず、霧島や屋久島まで見渡せるそうです。

公共交通機関でアクセスするには、計画的な利用が重要になってきますが、無事に登山してまいりましたので、ここでシェアしたいと思います。

1. 指宿駅から登山口へのアクセス

指宿で1泊してから、翌日の早朝に登山口へ向かいました。

JR指宿枕崎線で、「指宿駅」から「開聞駅」へと行きます。

「指宿駅」7:12発の列車に乗車しました。この列車、乗換はありませんが「山川駅」で20分ほど停車して山川止まりの列車を待つことになりますので、「指宿駅」7:28発の列車でも、同じ時間に「開聞駅」へと着きます。

こちらは、「指宿駅」の時刻表です。

「開聞駅」から、「2合目登山口」までは歩いて約30分かかりますので、そのつもりでスケジュールを組むと良いと思います。

帰りは、「開聞駅」を14時23分発の列車に乗りました。これを逃すと、16時47分発の列車に乗ることになります。

本数が少ないので気を付けましょう。

ちなみに、時間がかかりますが、バスもあります。「開聞登山口」バス停14時51分発なので、万が一乗り遅れたらこれに乗ろうと考えていました。

「開聞登山口」バス時刻表 NAVITIME HP

2. 開聞岳 往復コース

標準コースタイム 4時間55分+1時間(2合目登山口と開聞駅の往復) 

開聞駅にトイレあり イベント広場、ふれあい公園管理棟にトイレあり、ふれあい公園管理棟と指宿市役所開聞支所(開庁時)にロッカーあり

「開聞駅」から歩いて2合目登山口へアクセスします。「開聞駅」は、無人駅です。トイレと屋根がついた小さな待合室があるだけなので、ここでの長い待ち時間は避けたいところ。

2合目登山口〜開聞岳 往復コース ヤマップ公式HP

ヤマップの地図には、ふれあい公園管理棟にしかトイレの場所が書かれていませんが、イベント広場にもトイレはあります。「開聞駅」から二合目登山口までまっすぐ進んでいけば、「登山者用の最後のトイレ」という看板がありますので、それに従って階段を登ればすぐにトイレがあります。

二合目登山口からは、基本的には樹林帯の中を進んでいきます。

ちょいちょい、ベンチもあります。

五合目や七合目で、展望のある場所もありますが、この日は厚い雲がかかっていました。

頂上付近で岩場が多くなり、はしごやロープのかかる場所もありますが、危険箇所は少ないと思います。

頂上に着きました!

雲がかかっていて、薄っすらしか見えませんが、薩摩半島や海を見渡す大展望が広がっています。

青空がやっと見えました!

展望案内図がありました。晴れていれば、絶景なのだろうと想像を膨らませます。

このまましばらく、ここにいれば晴れるかもと思いましたが、列車の時刻もあるので行動食を食べて下山することにしました。どうか、5合目7合目の展望の良いところで、景色が見られますように。

下山途中、雲が取れて景色を見ることができました!最後まであきらめずに良かったです。

2合目登山口から駅へ向かう途中も振り返ると、開聞岳と青空が美しかったです。登山は朝早い方がいいと言いますが、こんなときもありますね。今、山頂は見晴らしがいいだろうな。うらやましい。

「開聞駅」につきました。無人駅なので、のんびり待つこととします。看板が可愛い

帰りは、JR最南端の駅、「西大山駅」で数分の停車がありました。観光名所になっているので観光バスも乗り付けていて、観光客も多くいます。

開聞岳と一緒に写真を撮れるのが、人気なのだそう。確かにフォトジェニック。

あとは、「指宿駅」まで乗ります。おもしろい形の山があり、車窓ものんびり楽しめました。

「開聞駅」は無人駅で切符を購入できません。列車内で整理券を取って、下車するときに運賃を支払いましょう。

3. まとめ

5月下旬の登山でしたが、実は湿度と高温でばててしまい、南国の低山をなめてはいけないと思いましたが、なんとか景色も楽しめてよい登山となりました。

景色が見られるところが、5合目、7合目、頂上ぐらいになるので、そのタイミングで天気が悪いと厳しいなと思いました。しかし、頂上にたどり着いて天気が良かったときの眺望は、たまらなく素晴らしいものになると思います。

JR最南端の駅「西大山駅」も楽しみに入れると、より満足度の高い山旅ができると感じました。

ぜひ、楽しんでみてください。

開聞岳に登る「ひとり山旅モデルコース」も考えてみたので、ぜひご覧ください。

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