鹿児島県にある「旅行人山荘」に宿泊してきました。このお宿には眺めも居心地もよい、ここで暮らしたいと思えるほどの部屋があります。そして、素晴らしい泉質を持つ開放感あふれる絶景貸切風呂を楽しめる宿です。
霧島を訪れた際には必ずと言っていいほどリピートしている大好きな宿で、立ち去る前には、いつも、あと1週間はここに住みたかったと言い合うのがお決まりです。
100年以上の歴史のある宿です。建物はよい感じにレトロで、重厚感があります。
大浴場の露天風呂も錦江湾と桜島を見ながら入れて絶景なのですが、閑静な50000坪の自然林に囲まれている開放感たっぷりの貸切露天風呂を4つも備えていています。また、源泉が2つあり、単純泉と硫黄泉を楽しめるようになっています。
5万坪の自然林に囲まれた閑静な丘の上に建っているので、アクセスは車がおすすめ。
残念ながら1人泊はできないので、ぜひ誰かを誘って宿泊してみてください。感謝されること請け合いです。そんな「旅行人山荘」にて、帰りたくなくなるような素敵な時間を過ごしてまいりましたので、ここで、ご紹介したいと思います。
1. お部屋
フロントでチェックインをします。夕食の時間や貸切露天風呂の時間確認などをしたあとに、女性は浴衣を選ぶことができます。サイズも選べてうれしい。洗顔料や化粧水なども必要であれば、ここでもらえました。
荷物を台車で運びながら、お部屋まで案内してくださいます。途中で、大浴場の場所なども教えてくださいました。
洋室のツインのお部屋を選択しています。小さなテーブルに椅子が2つあるのもうれしいですが、テラスにも椅子が2つあるのがめちゃめちゃうれしい。ここで朝のモーニングコーヒーを入れて、鳥の声を聴きながらいただき、贅沢な時間を過ごすことができました。
ちょっと雲の多い日でしたが、しっかり錦江湾と桜島が見えて開放感あふれるテラスです。
広めのベッドが2つに、荷物を置く場所もしっかりあって過ごしやすさ抜群。
洗面所とトイレが別になっているのも、うれしいポイント。ドライヤーはイオニティ。歯ブラシ、かみそり、髪を結ぶゴムなど必要になりそうなものはそろっています。
上着をかけるクローゼット。
大きなマグカップが、お茶やコーヒーを飲むのに重宝します。お茶は霧島茶が2種類あって、いいものを使っていました。コーヒーもインスタントのものが置いてあります。わたしは、レギュラー派なので、持ってきたドリップコーヒーでくつろぎのひとときを過ごします。お茶請けは3種類。甘すぎなくてちょっと食べるのにちょうどよいです。
ポットでなく湯沸かし器があり、いつでも沸かしたてのお湯が飲めるのでほっと一息つきやすい。おとなりは氷入りのポット。金庫も、もちろんあります。
2. お風呂
ここには、2種類の源泉があります。大浴場では内湯に単純泉、露天風呂には硫黄泉を引いてあり、どちらも楽しめます。
ここの露天風呂は、日経のプラス1の「大自然につかる絶景温泉ランキング」で第2位に選ばれたこともあるくらいの眺めを誇ります。湾と桜島を独り占めです。
男湯と女湯は次の日には入れ替わります。せっかくなので両方楽しみたいですね。
貸切露天風呂も4つあります。
1番人気の「赤松の湯」の予約の時間がやってきました。5分前にフロントへ行き、鍵を預け足ふきマットと貸切湯用の札をもらいます。人気があって予約が取れないこともあるので、早めの予約がおすすめ。
広い敷地の開放感あふれる露天風呂へは、大浴場横の扉から外へ歩いてアクセスします。なかなかの道のり。
扉を開けて、さらに小道を進みます。
着きました!
じゃじゃーん!この開放感!
このお風呂に入っていて、なんと鹿がやってきたこともあります。鹿ビューのお風呂なんて、そうそうあるものではありません。
屋根があるところに、身体を洗うところもあります。
いやー。極楽極楽。
他にも、玄関前の小道を抜けていく「ひのきの湯」にも入りました。こちらもおすすめ。
こちらは単純泉だそう。
こちらは「もみじの湯」。新緑や紅葉の時期におすすめです。以前、冬に泊まった時の写真なので、落ち葉になっていますね。
ちなみに、足湯もあります。ここからも眺めがよくて気持ちがよいです。
貸切露天風呂に夜、入るときには、足元を照らすライトも貸してくださいますが、わたしはやっぱり明るいうちに入るのが好き。好みの時間帯に合わせて、極楽温泉タイムを過ごせるといいですね。
3. 夕食 / 朝食
レストランからの展望も素敵。この日は雲が多かったのですが、天気の良い日は桜島までどーんと見渡せます。
食前酒の梅酒。うぐいす豆腐、ほたる烏賊旨煮、合鴨素焼き、冬瓜冷やし餡掛け、空豆チーズ串、鰆炙り寿司、白和えなど、手の込んだ前菜が並び、お酒も進みます。
お刺身と季節の野菜を使った煮物。
筍のホイル焼き。旬のものを食べることほど贅沢なものはないですね。芋天、胡麻素麺。そして、この六隅鍋のお汁の美味しいこと。白みそ仕立てなのですが、最後まで飲み干しました。
炊き込みご飯か、白ご飯かお好みで選べます。デザートも最後にいただき、ごちそうさまでした。
こちらは、5月の献立ですが、12月に食べたときには、もちろんメニューも違いました。その季節の美味しいものがいただけるのは幸せです。連泊の場合もメニューはちゃんと変えてくださいます。
いつも鹿児島県産の旬の食材を使ったおすすめの和食会席料理である「はなぶさ会席料理」を頼んでいるのですが、ランクアップした「みやま会席料理」や海の幸をふんだんに取り入れた「うしお会席料理」もあるそうです。追加の料理を頼むこともできます。
アルコールは、やはり鹿児島なので、焼酎の種類が多い。
さあ、こちらは次の日の朝食です。
セットしてある朝食セットがあり、魚やさつま揚げを焼いて食べます。
ハーフバイキングとなっており、好きなものをチョイスできます。
温泉宿に泊まり、温泉卵があると気分も上がります。
4. まとめ
チェックアウトでは、タオルとドリンクのお土産があります。温泉卵をいただくときもありました。
タオルは、立ち寄り湯をしたとき用だと思いますが、いつも持って帰ってきてしまって、家にたくさんの旅行人山荘タオルがあります。なかなかしっかりした生地のタオルです。
ドリンクは、冬には温かいお茶、夏には冷たいお水と、ここにも気遣いが感じられます。
最後まで、親切でさわやかな接客をしていただき、これが、またここに来たいと思わせるこの宿の魅力なのだろうと思います。
お誕生日や退職お祝いでの宿泊も多いそうです。メッセージカードやお花などのサプライズもあるそうなので、それも思い出になってよさそうですね。
わたしも、このブログを書きつつ、旅行人山荘が恋しくなってきました。秋か冬にまた行きたいなあ。何度訪れても、また訪れたいと思わせてくれるお宿。おすすめです。