福岡から公共交通機関で、温泉も山登りも楽しもうと思うと、限られてしまうことが多いです。それでも、なんとか良いトレッキングコースがないかと探していたところ、このオルレという済州島から始まったものを歩くのはどうだろうかと思いつきました。
スタートとフィニッシュ地点には必ず駅やバス停があるそうです。嬉野コースがあるということを知って、それなら大好きな嬉野温泉と一緒に楽しめると思い、今回、歩いてきました。
九州オルレは20コースくらいあって、どうも増えたり減ったりしているようです。
初めてのオルレということで、「嬉野コース」を選びましたが、茶畑がたくさん広がっていて歩くのが気持ちよかったので、ここで共有したいと思います。
ちなみに、嬉野観光局がバスセンターにあるので、そこで九州オルレ嬉野コースのパンフレットをいただきました。地図やオルレの歩き方が載っていて便利でした。
1. 「オルレ 嬉野コース」について
距離:12.5km
所要時間4~5時間
難易度:中~上級
この難易度上級というのは、高低差のある道を繰り返し、体力を消耗するコースなので、オルレ経験が豊富な人に適しているのだそう。山登りをしている人だったら、上級コースは普通に歩けると思います。
迷ったのは登山靴にするかスニーカーにするかです。ミッドカットでソール(靴底)が比較的やわらかいものがおすすめとのことだったので、スニーカーを選びました。
わたしの登山靴はハイカットで靴底が厚いので、スニーカーで登って正解だったと思いますが、低山用の靴を持っている方は、そちらの方が好ましいと思います。
オルレの歩き方やマナーについては、公式サイトで読むのが1番だと思うので、そちらをご覧ください。
ヤマップでも嬉野オルレのコースがのっているので、ダウンロードしておくと便利です。ただ、正式なコースとほんの少しだけずれているところもあったので、基本はオルレのリボンや矢印にそって歩く方がいいと思いました。ただ、目印をうっかり見失ってしまったときなどには、とても便利でした。
2. スタート地点へのアクセス
スタートは、窯元会館ということで、「嬉野バスセンター」から「上皿屋」までバスで行くことにします。
「嬉野バスセンター」は、ベンチや窓口もあり便利でした。
わたしは、宿の朝食が7時からだったので、8時58分発のバスに乗車しましたが、8時発くらいのバスもあったら便利だなと思いました。
4番乗り場から「鹿島中川行き」に乗車します。16分ほどの乗車時間で、「下皿屋」の次のバス停が、下車する「上皿屋」でした。ICカード使えます。
途中のバス停から、韓国の方もバスに乗ってこられました。運転手さんに「上皿屋?」と聞いていたので、この方たちもオルレコースを歩くのだなというのが分かりました。
バス下車後、少し歩くとスタートポイントがあります。
3. オルレを歩きます
さっそく歩き出すと、蔦がからまり、いい雰囲気なところに出会いました。
壁が焼き物になっていたり、おしゃれな陶器屋さんがあったり。
ルール通り、カンセ(馬)の頭の方向に進んでいきます。
色とりどりの風車をもつお地蔵さんたちが迎えてくれました。
リボンや矢印も、思うよりたくさんあって、歩きやすい。
お花がきれいで癒されました。
のどかで、気持ちがいいです。
いよいよ茶畑、登場。
うっそうとした森の小道を登ると、水の神様「権現さん」と「十三仏」が佇んでいました。
茶畑が続きます。これがとてもきれいで、あとで見返すとびっくりするくらい茶畑の写真ばかり撮っていました。東屋や簡易トイレなども道中にあり助かったのですが、写真はありません。茶畑を撮るのに夢中でした。。。
イノシシよけに、音を出すものがあったので、見つけるたびにガンガンたたいていました。ありがたいことに、イノシシには会いませんでしたが、緑カエルや、イモリには会いましたよ。
立派な休憩所がありました。山小屋なみにきれいで、ここに泊まりたいなと思うほど広くてびっくりしました。今回、お弁当ではなく遅めのランチをいただくため、ここで行動食をいただきました。
またまた茶畑です。綺麗。
5月中旬に歩いたのですが、花がきれい。
轟の滝公園近くにやってきました。川沿いに歩きます。桜の時期は綺麗だろうな。
轟の滝は、風光明媚なところで気に入りました。
街に入りました。いよいよ、温泉も近い。
なが~い足湯があり、心惹かれますが先を急ぎます。
「温泉食堂」で遅めのランチをとり、フィニッシュ地点の「シーボルトの湯」に着けばオルレ終了です。お疲れさまでした。「シーボルトの湯」には、オルレのスタンプを押すところもありましたよ。
4. まとめ
初めてのオルレ、楽しめました。春の桜の時期や秋の紅葉の時期は、また違った美しさだろうなと思いながら歩くのも楽しかったです。最後に温泉を楽しめるというのも、最高のご褒美となりました。
また、次は違うオルレも歩いてみたいと思います。
嬉野温泉立ち寄り湯や宿についても書いているので、よろしかったら一緒にどうぞ。