阿蘇山の噴火警戒レベルが下がり、登山しやすくなりました。草千里にある昔ながらのドライブインも新しくおしゃれになり、その点でも楽しめるようになっています。
車でないとアクセスが難しく感じる阿蘇山登山ですが、ひとりでも公共交通機関を使って楽しんでくることができましたので、ここで共有したいと思います。
1. 福岡からのアクセス(福岡から阿蘇駅へのアクセス)
阿蘇駅から登山口である「阿蘇火山博物館」や「阿蘇山上ターミナル」まではバス(阿蘇火口線)に乗ることになります。
阿蘇駅9時55分出発が始発です。これに乗るためにどんなルートが考えられるかを考え、下記のようなルートで行ってきました。
新幹線「博多駅」より「熊本駅」下車 → 豊肥本線(肥後大津行き)「熊本駅」より「肥後大津駅」下車 → 豊肥本線(宮地行き)「肥後大津駅」より「阿蘇駅」(所要時間乗り継ぎ含め 約3時間ちょっと)
早朝ですが、博多駅を6時43分に出る新幹線に乗れば、登山口へ向かう阿蘇の始発のバスに乗ることができます。
このルートはグーグルマップで検索しても、なかなか出てきませんが、JR九州のネット予約で出発駅「博多」到着駅「阿蘇駅」で検索すると出てきました。
グーグルマップで検索すると、バスを使ったものが出てきますが、バスはけっこう遅れるとの情報が多かったので、電車のみにしました。
ネットで購入していた切符の受け取りには、クレジットカードと携帯電話の下4桁の番号が必要。新幹線中央口では、ネット予約の九州新幹線の切符は受け取れないので要注意です。(2023年5月現在)
朝は空いているので切符の受け取りに時間はかかりませんが、地下鉄から新幹線の乗り継ぎは慣れてないと意外と戸惑いがあるかもしれないので、ギリギリでの乗り換えはお勧めしません。
朝6時半ごろの新幹線構内の写真です。お土産屋さんや駅弁屋さんなどはまだ開いていませんが、コンビニは開いていて行動食のおにぎりなどを購入するのに便利でした。コーヒーも頼んで近くのベンチで飲みました。
「新幹線つばめ」は、荷物スペースはたくさんないので大きな荷物を持っている人は気をつけてください。座席の後ろにちょこっとだけあります。ここに荷物を置くためには、ネットで特大荷物スペース付き座席を予約しておきましょう。
熊本駅到着。くまモンが可愛い。
「熊本駅」から「肥後大津駅」までは、通勤通学時間とぶつかり混んでいました。平日なので、学生もたくさんいましたが、「新水前寺駅」ぐらいから段々みんな降りていきました。
途中からは、こんな感じで写真も撮れるくらい。
乗り換えをする「肥後大津駅」はかわいい駅ですが、改札出なくてもちゃんとトイレもあり有難い。
なんと、阿蘇行きの列車は1両でした。リュックを持った欧米人が結構いて、みんな後ほど、一緒に阿蘇駅で降りることとなりました。
ボックス席になっているので、おにぎりも食べやすいなと思っていた所、後から着いた電車から降りて来た乗り継ぎ客がたくさん乗り込んできたので、早めに食べておいた方がいいかも。
この列車は、世界で唯一の阿蘇カルデラ横断鉄道で、立野駅で進行方向が反対になります。
傾斜をスイッチバックで登っていき、景色が良く、新阿蘇大橋なども見えました。
阿蘇駅についてからの、乗り換え時間は数分しかありませんが、みんな乗り込むまでバスは待ってくれるので大丈夫です。
ロッカーは阿蘇駅にもありますが、乗換時間はあまりないので、「阿蘇火山博物館」のロッカーに大きな荷物は預けました。
2. 山登りを楽しむ
3. 早めの夕食 「コーヒープラザイースト/ヒガシ写真場」
10:00~21:00 / 定休日 木曜日
昼食はおにぎりを山で食べ、軽く済ませているだけでした。なので、お腹にまだ空きがあります。下山後、早めの夕食を「阿蘇駅」近くの「コーヒープラザイースト/ヒガシ写真場」でいただきました。
席からは、根子岳のニャンダルムビューです。通し営業で、夕食には早い時間帯だったので、空いていました。
「石焼たかな飯、チキン南蛮」のセットをいただきました。チキン南蛮は甘じょっぱくて、タルタルつけなくても、そのままで美味しい。高菜めしは、自分で混ぜてご飯を焼くのですが、熱々のおこげがしっかりついて、想像したよりずっと美味しく、大満足でした。
草千里にもたくさん食べるところはありますので、ランチをそこで食べてもいいと思います。自分のお腹の空き具合でどうぞ。
4. 民宿 「あそ兵衛」
阿蘇駅から、今夜泊まる民宿「あそ兵衛」へ向かいます。
5. (Day2) 山登りとお風呂を楽しむ
宿をチェックアウトした後、大きな荷物は阿蘇駅に預けて、今日も山登りへ行きます。
1日目に「烏帽子岳」に登っていたので、2日目は「中岳、高岳」を楽しみました。ミヤマキリシマの咲き具合や天気を考えて、そのような旅程にしました。
下山後、阿蘇駅に戻ってきたら、立ち寄り温泉が駅すぐ近くにあり汗を流すことができます。時間がなければ足湯があるのでそちらだけでも。
「阿蘇坊中温泉夢の湯」
名残りおしいですが、阿蘇ひとり旅も終わり。福岡へと帰ります。
6. まとめ
ミヤマキリシマだけでなく、阿蘇の大迫力な火口や大自然も楽しめて、大大大満足な山旅となりました。
草千里も美しいし、実はミヤマキリシマがない時期でもかなり満足度の高い山旅ができます。山を登らない観光客もたくさん訪れるくらい風光明媚で本当に良いところです。
これからも、季節を変えて継続的に訪れたいと思う阿蘇。おすすめです。