雲仙普賢岳のミヤマキリシマを楽しみたいと、ひとり旅の計画を立てましたが、公共交通機関での行き方にかなり迷ってしまいました。
雲仙普賢岳は秋の紅葉も綺麗なので、また行くときのために、ここに記録として残しておきたいと思います。
1. アクセス
「雲仙」へは「諫早駅」から路線バス(所要時間 約1時間半弱)で行くことに決めました。
問題は、福岡から「諫早駅」までバスと電車、どちらで行くかです。以下のような方法があり、どちらで行くかかなり迷いました。
(1)特急リレーかもめ(もしくは特急みどり)「博多駅」より「武雄温泉駅」下車 → 西九州新幹線「武雄温泉駅」より「諫早駅」下車(所要時間乗り継ぎ含め 約1時間半)
(2)高速バス「天神駅」もしくは「博多駅」より「諫早駅前」下車(約2時間半弱)
片道が次のような料金となり、往復乗るとなると、高速バスの方がかなり節約になります。ただ、バスだと早くても12時56分に「雲仙」到着。リレーかもめと新幹線を使えば、乗車時間も短い上「雲仙」10時31分到着です。
(1)福岡諫早JR九州かもめネットきっぷ 4200円+「諫早駅」より「雲仙」1400円=5600円
(2)福岡雲仙乗継乗車券 3420円
高速バスと雲仙方面への乗り継ぎ時刻表 長崎バスグループ公式pdf
ゴールデンウィークやお盆ならば、高速の渋滞も考えて、リレーかもめと新幹線で「諫早駅」へ行くのが良いと思います。ただ、自宅が博多より天神に近いことと、今回は平日出発ということもあり乗り換えのない高速バスでのんびり行くことに決めました。
乗り継ぎ切符を電話で予約しました。天神のバスターミナルで乗車前に購入します。
ただ、帰りは登山後に福岡まで帰ることになるので、便数がたくさんあり選択肢の多い特急と新幹線で帰ることにしました。
2. 行き 【高速バス・路線バス】福岡雲仙乗り継ぎキップ
1.「西鉄天神高速バスターミナル」3F から高速バスで「諫早駅前」へ
券売機ではなく、その横にある乗車券窓口にて切符を受け取ります。窓口で予約の時に伝えていた電話番号を入力しました。諫早駅前で乗り換えが必要なので、2枚の切符に分かれています。
乗り場は、4番。ここからたくさんの高速バスが出発するので、バスターミナルは横に長いです。
新しく綺麗な天神バスセンターには、ローソンやスタバなどあり、便利。
インフォメーションが9時半からのオープンで閉まっていて動揺しましたが、切符売場はここではありません。
トイレは、座ってお化粧する場所もあるし、着替える台がある個室もあり、身支度を整えることができます。
諫早駅前へは、4番乗り場から行先(島原港)に乗ります
バスに乗り込む前に、大きな荷物はトランクに預けて、小さなリュックだけでバスに乗り込みます
Wi-Fiはあります。登録が必要なタイプでセキュリティは良くないので、このWi-Fiを使ってる時は、大事なパスワードなどは入れないようにしないといけません。そして、使えないことはありませんが、かなり遅いし、気付いたら切れてました。大きな期待は禁物です。
暖かい日で1枚脱いで薄着だったのですが、バス内はクーラーが効いていて肌寒く感じました。羽織ものは必須。
携帯電話用コンセント完備で、バス内にお手洗い付きなのは便利だし安心です。
平日だったからか乗客は4割ほどでした。バスの前方に座り、乗り心地もバスにしてはよく爆睡でした。
途中、目が覚めると、進行方向右側に海が広がり綺麗でした。海を見ながらバスに乗りたい方は進行方向右側で座席の予約をするといいかもしれません。
「諫早駅前」到着は、11時14分。かなりスムーズにきたと思ったのですが、6分遅れでした。
2.「諫早駅前」から路線バスで「雲仙」へ
同じ1番乗り場からバスが出ます。乗り継ぎ時刻表では11時半出発でしたが、11時35分発に変更になっていました
11時35分の乗り継ぎに失敗した時は12時35分に乗れば大丈夫そうです
2番乗り場の横がバスターミナルとなっていて、バス総合案内やトイレ、待合所、自動販売機がありました。椅子も結構あってありがたかったです。
同じ場所からバスに乗り継ぐので、方向音痴さんも、楽に乗り継げますし、この料金なら、平日のこのバス、かなりおすすめだと思いました
ここからは、路線バスです。後ろから乗って前に降りるタイプのバスでした。
新緑の時期だったので、諫早公園の緑が綺麗で、車窓から楽しませてもらいました。
小浜温泉を過ぎると、山道に入るので、酔わないようにしましょう。
雲仙温泉に着くと、バスを降りる前から硫黄の香りがして、雲仙に来たーっとテンションが上がりました。
3. 帰り 【路線バス・新幹線・特急】
1.「雲仙」から路線バスで「諫早駅前」へ
行きと反対側のバス停でバスを待ち、乗り換えます。特にベンチなどはありません。
2.「諫早駅」から西九州新幹線で「武雄温泉駅」へ
バスを降りたら、新幹線改札にエスカレーターを上ってアクセスします。
改札口の前には、スタバがあったり、コンビニがあったりと便利。
受取前で出発前なら何度でも変更できる「かもめネットきっぷ」をネットで予約していたので、きっぷ売り場で受け取ります。
博多方面へは1時間に1、2本通っています。
「新幹線かもめ」が来ました。新幹線までのアプローチが長いですね。
新幹線の大型荷物スペースを予約したのですが、荷物置き場はあったので、よほど大きな荷物でなければ、大型荷物の予約はいらないと思いました。新しい新幹線なので、荷物置き場がきちんと作られているようです。
2駅で下車となります。18分程度なので、あっという間に「武雄温泉駅」へ着きました。
3.「武雄温泉駅」から特急で、「博多駅」へ
特急は、「リレーかもめ」、もしくは「特急みどり」です。
武雄温泉駅での乗り換えは、目の前の特急に乗り込むので簡単でした。ほとんどのお客さんが、この特急に乗り換えていました。乗り換えるお客さんは平日でも多いので、流れに乗れば安心ではないでしょうか。
4. まとめ
平日ならば、乗り換えが面倒でなく料金が安い高速バスがおすすめです。
しかし、渋滞がありそうな日は、新幹線と特急を使うのが賢明ではないでしょうか。
公共交通機関での雲仙へのアクセスは長旅です。諫早から雲仙までは、1時間半かかる路線バスにも乗らないといけません。なので、運転好きならば、自家用車が良いのではと思いました。高速を使って、渋滞がなければ所要時間約2時間半だそうです。
ちなみに、雲仙ひとり旅モデルコースをつくってみました。良ければこちらもご覧ください。