春になると、コバノミツバツツジが咲き誇る井原山。今回、ゴールデンウィーク中に２度登ってきました。ピンクに包まれた山を登り、心も華やぎハッピーな気持ちになる山旅です。
今回、山友に車を出してもらい登山口まで行きましたが、登山口を変えれば、公共交通機関で行くこともできそうなので、そちらもご紹介します。
下山後は海の見える場所でランチ＆お風呂も楽しんでいます。ぜひ、山も海も満喫し、自然に癒される１日を過ごしてください。
1. 満開情報
天気の関係もありますが、たくさん咲いているときに行きたいですね。ヤマップの活動日記を検索するか、糸島観光サイトで確認して咲いているのを確認してから出かけましょう。
2. 水無登山口 井原山往復コース
標準コースタイム ２時間４１分 登山口にトイレあり
今回、紹介する中で一番短いコースになるので普段運動不足の方にもおすすめ。
水無登山口まで車で向かいます。キトク橋から先は車の離合がしにくいので、運転に不慣れな方はキトク橋にも駐車場がありますので、キトク橋からの登山コースをお勧めします。
山頂までのルート上もたくさんお花が咲いていたり、川を渡ったりと変化に富んでいて楽しい。
頂上付近になるとコバノミツバツツジに出会えます。
井原山山頂です。見晴らしもよい。
帰りは、アナグマの子どもが何故か道でうずくまっていて動かず困りました。動いてもらおうとストックを向けてもストックの先を匂ってきて人懐っこい。可愛いのですが、自然動物の病気をもらっては大変と何とか道からどいてもらいました。後でネットで調べてみると、「本種は擬死（狸寝入り）をし、薄目を開けて動かずにいる。」と書いてあり笑ってしまいました。
3. 井原山-本富士山-富士山-雷山 縦走コース
標準コースタイム ４時間１２分 登山口にトイレなし
このルートには登山口にもルート上にもトイレがありません。福岡市から登山口へ向かうなら、三瀬峠を越える前にトイレを済ませておくことが肝心です。
井原山-本富士山-富士山-雷山 縦走コース ヤマップ公式HP
登山口には４、５台の駐車スペースがあるけれど春は利用者が多いので車両の通行の邪魔にならないように、路肩の広い場所を選んで止めることが必要です。
井原山から先に登る場合にはこの場所から登ります。
春の花をめでながら登ります。
鉄塔の手前を通り過ぎます。
登山道を左右から覆うように続くピンクのトンネル。
井原山到着。コバノミツバツツジごしに遠くまで見渡せます。薄い春がすみがかかっていますが、博多湾まで一望です。
ピンクのトンネルを抜け、本富士山、富士山（ふじやま）へ。新緑も気持ちがよい。
雷山山頂へ。その後は分岐までもどり、古場の方へ下った後、止めた車へと向かいます。
4. 瑞梅寺登山口-井原山 往復コース
標準コースタイム ４時間２９分 登山口にトイレあり
この登山口には、コミュニティバスでアクセスすることができます。本数が少ないので気を付けて。
今回、ここから登ってないので写真はありません。アンノ滝も通ることができて良いコースのようです。
5. 「喜八」 ランチ 11時～15時 ／ お風呂 11時～20時
ルート上にトイレがないため山上でのご飯はあきらめ、行動食のみ。しっかりしたランチは下山してから食べます。「喜八」は、海を見ながら食事ができ、お風呂も入れます。お魚のおいしいお店ですが、唐揚げもおいしい。
6. まとめ
春の井原山は花がたくさん咲いて最高です。特にゴールデンウィークあたりは、コバノミツバツツジのトンネルを抜けて山頂へ向かうことができます。
山頂は見晴らしもよく、博多湾に福岡タワー、北山ダムなど絶景です。ヤマフジのつぼみもたくさんあったので、ツツジが見頃すぎてもそちらが楽しめるかも。
ここでご紹介した「喜八」はランチもお風呂も１度に楽しめ、登山後の疲れを優しく癒してくれます。糸島はたくさんの美味しいお店や立ち寄り湯があるので、お気に入りの下山後のコースを見つけるのもいいですね。
ぜひ、春の山旅を楽しんでください。
井原山には、登山ルートにトイレがありません。どうしてもの緊急時に簡易トイレがあると便利です。井原山と雷山の間に、他の登山者からは見えないような登山道から少し離れた足元の安定した場所がありました。そういうところが、女性のお花摘みには最適です。この携帯トイレは腰に巻く前掛けシートもついているので恥ずかしさが軽減されます。防災グッズでもあるので購入しておいて損はないと思います。
