吉野の山歩きをして桜を堪能しながら、グルメまで楽しんできました。吉野山へ行くのは今回で3度目です。やはり春の吉野は桜三昧で何度行ってもよい山でした。
こちらは吉野駅でいただけるパンフレットです。吉野駅から下千本、中千本、上千本、そして奥千本まで登り、休憩など含めて7時間ちょっとの山旅を楽しんできました。トイレはどこも大体混んでいますので、このパンフレットで、どこにあるか先に確認しておくと安心だと思います。
混雑を避けながら上手に楽しむコツもつかめてきたので、情報を共有したいと思います。
1. アクセス
【天気は大事 見ごろも大事 臨機応変に】
本当は大阪阿部野橋駅近くの宿に泊まり、乗り換えなし1時間22分で吉野駅に向かいたかったのですが、旅行前半の方が天気が良く今年の桜は早いということで急遽予定変更。京都駅出発で吉野駅に向かいました。
【交通費】
京都駅から吉野駅まで橿原神宮前駅で乗り換えて合計2時間8分かかりました。橿原神宮前駅からは近鉄吉野線に乗ったので料金は1480円で収まりましたが、近鉄特急に乗ってしまうと時間はそう変わらないのに、2000円かかりますのでお気をつけて。
【混雑回避】
平日で、しかも朝いちばんの電車に乗ったので、吉野駅まで座ることができましたが、帰りは残念ながら多くのお客さんがいて最後まで立ちっぱなしでした。ぎりぎりまで楽しみたいお客さんが多いので帰りは非常に込み合います。急遽日程を変更したので乗れませんでしたが、青の交響曲(シンフォニー)という豊かな食も味わえる上質な特急があって普通運賃に730円追加して乗ると必ず座れます。事前予約をおすすめです。近鉄「青の交響曲」公式HP
青の交響曲が満席で予約できない場合には、さくらライナーを予約という手もあります。近畿日本鉄道「さくらライナー」公式HP
2. 吉野駅 周辺
8時過ぎに到着しました。まだロッカーは空いています。トイレは臨時トイレまで設置がありますが並んでいる人がいました。わたしは乗換駅で済ませておいたので大丈夫でした。
駅の近くのお店で、昼食用に柿の葉寿司と行動食用にお団子を買います。平日の朝いちなので、サクッと購入できました。「お花見セット」など1人で食べきれる量が詰め合わせになっているところが嬉しい。
店は何店舗かあるので、お好きなところで買いましょう。
ロープウェイ待ちだかバス待ちだかの長い列が出来ています。乗り物には乗らずに下千本を堪能する予定なので、それを横目に歩いていきます。朝いちでこれなので、これからもっと長い列になるのだと予想されます。
3. 下千本 / 乗り物を待つより歩く方が気持ちいい
七曲坂入ってすぐにベンチがあります。ここでコンビニ購入のおにぎりを朝食として食べました。
朝から柿の葉寿司でもよかったのですが、お店が開いていなかった時のため、事前に用意していたおにぎりを食べました。見てください。こんな景色を見ながらおにぎりが食べられます。最高!
下千本は見頃過ぎだったたので、ショートカットできるところはどんどんして登っていきました。人の少ないうちに上まで行きたいですからね。それでも、ピンク色に囲まれた景色の中を早朝歩くのは気持ちがよいものでした。
早くも無料休憩所があり、その前のお店にはくず餅が売られています。食べたいですが朝食を食べたばかり。今回は我慢です。
桜を眺めながら歩いていきます。
道沿いにはたくさんの飲食店やお土産屋さんがあって、帰りはどこかで食事をしたいなあなんて考えていましたが、帰りはたくさんの人が並んでいるし、お腹もそこまで空いていなかったので諦めました。柿の葉寿司とお団子セットを買っていて正解でした。
途中でロープウェイ駅があります。下るときはここから乗るようです。大人片道450円。
「ひょうたろう柿の葉すし」という人気店があって、もう並んでいました。わたしの柿の葉寿司デビューはここで、おかげで大好きにさせてもらいました。今回は山登りメインなので、並ばなくても食べられる柿の葉寿司を昼食にします。
「金峯山寺」です。周囲の桜は散っていましたが堂々とした佇まいが美しい。
4. 中千本 / 見どころは、吉水神社「一目千本」
「吉水神社」に到着しました。入山料がいりますが、ここには必ず入りましょう。
なぜなら、境内からの景色がいいのです。遠くまでピンクの桜色が広がっています。「一目千本」と呼ばれ吉野山を代表する桜スポットです。
水本米穀店で、よもぎ団子をいただきました。湯気出てる!すごく美味しい。お米の味もよもぎの味もみたらしの醤油の味もしっかりするけど、それぞれの味の邪魔をせず美味しいです。おこげも最高。
朝なら、待ち時間もなく座って熱々のよもぎ団子いただけます。これはお勧め。
ケーブルバス乗り場(竹林院前)を通りかかりました。10時20分現在、奥千本へのバスは1時間待ちだそう。もちろん、わたしは歩きます。
5. 上千本 / お花見しながら柿の葉寿司
上千本に入ってすぐに、道を少しだけ外れて桜に囲まれながら食事のできる場所がありました。トイレもそばにあり、安心して柿の葉寿司タイムを取りました。
「ヤマト」の柿の葉寿司をいただきます。さけさば詰め合わせ。酸っぱいので、さっぱりしてて、なおかつ元気をくれます。まだまだ歩くぞー。
花矢倉展望台です。こちらも眺めがよいので立ち寄っておきましょう。
吉野水分神社。日陰もあり気持ちの良いところでした。おすすめ。
6. 奥千本 / 歩きやすいしっかりした靴がおすすめ
ここからは他の山に縦走するようなコースもありますので、道を外さないようにできれば登山アプリのGPS付き地図がある方が望ましいです。スニーカーで登る人も多々いますが、盛大に転んで立ち上がれなくなっている人もいました。靴底を見ると、非常にすり減っています。登山靴の代わりにスニーカーでも歩けることは歩けますが、靴底が擦り減ってないか確認しておきましょう。
金峯神社にお参りしたあと、右の登山道を進んでいきます。
階段が設置してあるところもあり、歩きやすい道が続きますが滑らないよう気を付けて。
7. グルメ / 行列が多いので食べられるときに食べておく
奥千本の桜まで楽しんだので、あとは下山です。行列しているお店が多いので空いているところがないか下山しながら探します。「林とうふ店」で揚げ出し豆腐のちょい食べをしました。ちょうど行列が途切れているときだったのでラッキーでした。
「葛屋 中井春風堂」でお土産に本葛を購入しました。ここでは、店主さん作りたての賞味期限10分しかない極上の「本葛もち・本葛切り」を食べさせてくれます。ですが今回、稼ぎ時だろうと思いますが店主さんの調子が悪く、今は「本葛もち・本葛切り」を提供できないとのこと。いい物をお届けできないのなら休むという姿勢。だけど、商品を購入された方には店内の座る場所をお貸ししますという神対応で、無料のお茶をいただきました。次来た時も、ぜひここで葛を買いたいと思わせてくれます。
8. まとめ / 混雑を避けて楽しむコツ
暖かく日差しがある日でしたので、桜はどんどん散っていて帰りは桜舞い散る中、下山しました。桜は全体的に満開過ぎでしたが、桜吹雪の中を歩けるのは満開過ぎの特権です。幸せな1日でした。
混雑を避けてもっと楽しむコツを下にまとめていますが、急遽変更して一切予約なしでも楽しめました。やはり春の吉野山は最高です。
混雑を避けてもっと楽しむコツ
グルメとトイレは早い時間が空いています。後でいいやと思わず、先に買ったり行ったりしておくことが大切です。
日程が決まっている場合は、帰りの電車や、人気の「ひょうたろう鮨」を事前に予約しておくと、満足度が高まります。近鉄「青の交響曲」公式HP、近畿日本鉄道「さくらライナー」公式HP、柿の葉すしひょうたろう公式HP
「葛屋 中井春風堂」は予約必須ですが、電話やメールでの予約は受け付けていません。食べたいときには、行きで予約して山歩きを楽しんだ帰りにいただきましょう。「葛屋 中井春風堂」公式HP