京都一周トレイルで、「東山コース」と「西山コース」の一部を歩いたわたし。
すごく楽しめたので、この本「京都一周トレイル マップ&ガイド」で有名な大文字まで歩きたいと思ったのですが、残念ながら午後からは雨予報だし、今まで歩いたトレイルよりもコースレベルが高くなるということで、断念。
ああ、だけど大文字見たかった。。。と思っていると、なんとまあ、ヤマップにもっと簡単に登れそうな大文字まで往復のコースが載っているではありませんか。しかも、往復コースタイム1時間38分。これなら雨の降りだす前に行って帰ってこれると思い歩いてきました。短いルートですが歩いて満足したので、ここでシェアしたいと思います。
1. 大文字「五山の送り火」とは
毎年8月16日の午後8時より約1時間、京都市内を囲む山の中腹に巨大な「大」(大文字山・左大文字山の2つ)「妙・法」の文字、船・鳥居の形が前後して点火されます。これらは、総称して大文字五山の送り火と呼ばれています。この送り火には、お盆に帰ってきた精霊を再びあの世に帰るのを送るという意味があります。
夏の夜空に点火され、くっきりと浮び上る五山の送り火は、京都の夏をいろどる―篇の風物詩になっています。
その「大」の文字が灯されるところへ、今回登ってきました。
2. アクセス / バス「京都駅」~「銀閣寺道」 徒歩「銀閣寺道」~八神社~登山口
京都駅からバスで出発です。京都駅のバス乗り場はたくさんあるので、看板で確認。(写真撮り忘れて夕方に撮った写真なので時刻が夕方なのはご愛敬。。。)
バス停「銀閣寺道」で降りたいので、市バス17番に乗ることにしました。A2から出発です。
バス乗り場に着いたところでトイレに行きたくなり行ってきました。振り返って後ろ京都駅に入り、斜め右45度方向に向かえばすぐあります。
市バス17番 「京都駅」~「銀閣寺道」 230円です。ICカード使えます。
ちなみに2023年現在、市バスは均一区間で230円です。(2024年度に値上げが検討されてます。)
バス停「銀閣寺道」で下車。桜はほぼ終わっていますが黄色の花が綺麗。琵琶湖疎水に沿って歩きます。
歩いていると、銀閣寺橋西詰公衆トイレがあります。登山口に直接向かう場合にはこちらの公衆トイレが最後のトイレとなります。寄っておきましょう。
ルートはこちら。八神社を目指して歩きましょう。
八神社の鳥居はくぐらず右へ。看板に突き当たると、下に「大文字入口 ⇒」と書いてありますので、その通り右へ行きましょう。この後はヤマップのGPS付登山マップが便利です。
3. 朝食「御米司 ふみや」 月~金9:00~16:30 土日8:30~16:30 定休日 不定休
わたしは八神社に向かう途中で、登山前の腹ごしらえ。お米にこだわった美味しそうなおにぎり屋さんを見つけていたのです。
お米は、京の里山「京北」で育ててあり、毎朝自家精米し、大文字山の湧き水で炊き上げているそうです。そのお米でおにぎりの注文を受けてからひとつひとつ心を込めて作ってくださるそう。おお、これは幸せな予感しかしません。
カウンター7席、2人がけテーブル3つ、4人がけテーブル2つと、ひとりでも入りやすい。お水はセルフ。
わたしは、銀閣セット(本日のおにぎりから2個選択。白味噌汁とおかずのセット)を食べることにしました。おにぎりは悩みに悩み、「大葉味噌」「山椒昆布」を選びました。税込850円。
鯉のいる庭を眺めつつ、渡されたブザーが鳴るのを待ちます。
山椒昆布の山椒はそこまでピリリとせず、大葉味噌も甘く食べやすいお味でした。海苔が良い香り。お米が美味しくて幸せです。
白味噌のお味噌汁は、京らしくこってりと甘いです。家で甘くない赤味噌を使っている私からすると、味噌風味の甘酒飲んでる感じさえしました。焼きおにぎりが食べ歩きのお客さんに好評なようでした。
腹ごしらえもしたし、いよいよ登山です。
3. 大文字登山
階段も多く登りやすい道でした。
登っていくと、有名な「大」の字が灯る火床(ひどこ)へ着きました。
ここから、約130mほど登っていくと大文字山の頂上となります。なんとか天気ももっていることだし、登りたい気持ち満々ですが、今回、登山靴ではなくスニーカーで来ていたので、火床の横を歩き、眺めを堪能した後は下山しました。
4. まとめ
昨夜が雨だったので木の根っこなど滑りやすいところが結構あり、スニーカーで登っていたわたしは、何度かヒヤリとしました。油断禁物です。また、登山ルートのバリエーションも豊富で分岐もいくつかありました。登山アプリなど携帯することが大事だと思います。
京トレの聖地で登りやすいからといって注意を怠ると危ないなとは感じましたが、全体的に登りやすく、平日にも関わらず、すれ違う登山者が結構いたことも安心感がありました。
京都市内が一望でき眺めもよく大満足なトレイルとなりました。登山前後に京都観光を組み合わせることも可能で楽しみを増やすこともできますね。おすすめです。